音楽について181。
- 2025年07月28日
- カテゴリー:ブログ
本日は「音楽について。」です。
日常会話の始めを「いや〜暑いですね。」以外で言葉で始めよ。と言われたら沈黙する季節になってまいりましたね。
僕は春先から続けている鍛錬(第一公園横の88段の階段を12往復駆け上がる)の時間を夕方以降限定に変更し今も続行中です。イカレてますね(笑)。
週5回本気で1056段駆け上がる日々の中で思いがけない成長を実感したのは、自分が見返りを求めない努力を継続する事(但し、自分が価値があると判断し決めた事に限る)に向いているイカれた性質の人間と気付けた点です。これは大きな発見です。自由と充実と成長の奴隷である僕は寧ろそんな事に喜びを感じてしまいますが、普通はそうじゃないですからね。
さて、もう一つの僕の成長プロジェクト「gulienウクレレワークショップ」について振り返りたいと思います。
全2回の日程で一曲をみんなで力を合わせて仕上げる。現時点で出来ることは人それぞれなので出来ることだけやって、出来ない事はやらない!成長は一旦置いとく!兎に角、みんなで音楽を楽しもう!!というテーマの本企画。
3チーム・計13名の生徒さんにご参加頂き、意外に需要がある事に驚かされ勉強になりましたが単純に嬉しかったです。皆さんありがとうございました!!
その中から1チームの様子をご紹介致します。それではどうぞ!!
シ♭ラソファ〜♪ですよ。
メロディー譜・コード譜・ソロ譜を用意したのですが、僕の目論見ではソロ譜の方は各チームお一人かお二人だろうと思い、その担当の方だけ合いの手で入れてくれたらいいかな?くらいの軽い気持ちで付け足したフレーズ。
皆んなで合わせた時にソロ担当の方が弾いたのを聞いた他のパートの方が「なんか途中で入れてるヤツいいですよね!どうやってやるんですか!?」と食いついて、ソロ担当の方が教え始めたらみんなやりたがって、『本当はそういうのじゃないけど盛り上がってるからまあいいか………ギターもカポ付けてるからいけるなコレ。よし!このチームは全員でやっちゃって!!』って思ったので、ウクレレチームはソロ担当の方にお任せして、僕はギター担当の方にレクチャーしてました。適当ですね(笑)。でも、そういう柔軟性こそが僕の課題だったので大満足です。
ご参加頂いた皆さんに後日感想を聞くと、「本当に参加して良かったです。あの体験を機に自分の中で何かが変わったのを感じます。」「一緒のチームだったあの方は上手ですね。あれくらい弾けるようになりたいと思いました。」「隣に座られていた方は本当に楽しそうで、先生がいつも言ってる楽しむを体現されているの見て、あの姿勢が私の理想だなと思いました。」「初めて合奏の場に身を置いてみて、本当に私は弾くことばっかに一生懸命になり過ぎて聞いていない事が分かって楽譜に囚われていては音楽にならないと実感しました。」等など僕の想像以上に皆さん楽しんで学んで下さっていた事を知り、10年理想に向かって成長し頑張っていたつもりだったけど自分は何も知らなかったんだなと教えて頂きました。
自分の経験から思考し、それをいろんな角度から言語化して生徒さんにとって有益な情報を言葉や時に演奏で伝える事で、生徒さんお一人お一人の成長の一助として頂き充実した価値ある時間を創造する事ばかり考えてきた10年でしたが、そんなもん全部一旦置いておいて、ただただ体験をすることで伝えられる事もあるというシンプルな理屈を身をもって知ることが出来て本当に良かったです。
今回の成長企画はご参加頂いた生徒さんをはじめ、多くの生徒さんに通って頂いている現状だからこそ実現出来たので、そこから得られた貴重な学びにだけでなくその現状に改めて感謝し嬉しく思います。
まだまだ未熟な僕ですが次の10年に向けて生徒さんからたくさん学ばせて頂き還元していきたいと思います。
因みに次は10月を予定しております(もう楽譜も作り始めてます)!!!!