音楽について150。

  • 2020年09月27日
  • カテゴリー:ブログ

本日は「音楽について。」です。

気が付けば9月も終わりそうですね……………って、それはつまり公開処刑される日(普通にバンドのライブがあるだけですが)が近づいて来てるという事ではないか!!って事で先日ライブ前の最後のリハが終わったのでいい加減ブログを書こうと思います。

最後のリハはセットリスト(全13曲)を全部確認するために4時間の長丁場。最後なのに新しい曲を初めてアレンジするところから始って、全部の確認が終わりヘトヘトになっているところへアンコール用の曲を変えようという流れに……………「ウソでしょ?今から?去年やった曲にしても覚えてないッスよ…………。」って僕の心配を余所に『最後はみんなが知っててサラッと終われる奴がいいんじゃないかなアレなんかどう?』という誰かの提案をキッカケにアレを弾き始めるリードギターのポージーさん。

—————————なんでこのバンドで練習した事ない曲のメロディーをすぐ弾けるんだろう?確かに季節感はバリバリハマっているし皆んな知ってるけど…………………って、ん?なんかベースも意気揚々と加わっちゃったよ。って事は…………そーですよね!ドラムINしちゃいますよね!!始っちゃますよね!!僕はその曲やった事ないんですけどーーーーー!!

もう何度目かになるこの展開。流石に皆さんセッション慣れされているご様子。「落ち着け太田、今やるべき事をやるんだ。」と自らに言い聞かせ平常心を保ち、みんなが演奏している中i-pad を取り出してコードを検索。入れる所から入ろうとしたら洋楽で歌詞が英語だから分からん(爆)!!コード進行からAメロBメロの見当をつけて、こっそり隊の最後尾に加わりました(相変わらずポンコツ!!笑)。

勿論アレンジが入るわけですが、ホワイトボードに進行を書いて頂いた中にシレッと僕のソロセクションも入っているんですよね。

—————————うん。このパターンも知ってますよ。もう覚悟はできてます。御意。仰せのままに。どうせ知ってる曲でも大した違いはあるまい。華々しく砕け散ってやろうじゃありませんか。

とまあ、またもや満身創痍になったリハでしたが、この日の為に前日に仕込んでおいたパスタソースと乾麺500gを皆さんに渡したら『やったーーー!今日の晩御飯コレにしよう!!助かるーーー!!』と滅茶苦茶喜んでもらえました。

仲間っていいな〜。皆んなからしたら明らかに経験値が足りていない僕を受け入れてくれて、貴重な経験をさせてもらえて、決して緩くはないけど生きている実感と成長を僕にもたらしてくれるこのご縁に感謝して悶絶しよう!!

ところで、グリエンでも面白い出来事がありました。
ギターが好きという訳でも練習熱心という訳でもないけど、ずっと通い続けてくれているハニワプロレス少年。最近まであいみょんの曲を練習していたのですが、初めて習っているだけはあると思える程度に弾けるようになっていました。

ところが新しい課題曲を考えてくるよう伝えていたのにノープランで現れました。仕方なく一緒に考えてみたのですがアニメ(その前はアイドル)オタクの彼が提案するのは全部適していなくて困っていると『ラインミュージックの履歴見てみよう。』と呟いた後にまさかのワードが……………。

『尾崎 豊。「僕が僕である為に」。』

「は?君、尾崎知ってるの?先生も世代じゃないよ。いいやん。やれよ。現代の中学生が尾崎とか最高やん。」

あの曲キーがCなので流石に習い続けている歴だけは一丁前の彼からしたら分からないコードは殆どなく、サクッとワンコーラス確認できました。すると『あ、コレいける歌ってやってみよう。』と言って弾き語りし始めました。

『ぼく〜がぼく〜である為に…………走〜り続けなきゃならない〜🎵』

「(爆笑!!!!)いや、それ弾き語りというよりモノマネ!!なにそれ!いいやん!!完璧だよ!!最高に面白い!!友達の前でやったら絶対ウケる!!」

どうやらカラオケで十八番にしているネタのようで『コレ帰ったらすぐ練習しよう(笑)』と上機嫌で帰っていきました。
数年前までは超絶説教していた彼が自分からそんな事言ったのも弾き語りし始めたのも初めての事だったので嬉しかったです。
やっぱり人が成長するには時間がかかるし、一緒に頑張る人との出会いが必要ですね。

成長を実感出来る日は現在という時間からみたら途方も無く遠く感じるかも知れませんが、その為の努力は決して無駄ではないとバンドメンバーや少年生徒に教えて頂きました!!!!