音楽について126。

  • 2019年04月15日
  • カテゴリー:ブログ

本日は「音楽について。」です。

4月も中旬になりようやく暖かくなってきましたね。「4月になったらギターの体験レッスン増えるかな〜?新人君に生徒さん受け持って欲しいし、よし!5月に向けて再開するかチラシ!!」と心機一転気合いを入れ直してポスティングを始めた矢先、どんどんお問い合わせを頂いてしまいました。ウクレレ×3(笑)!!相変わらず熱いですね〜ウクレレ。

そんな熱いウクレレレッスンの中で面白いと思えるエピソードがあったので本日はそのことについて。

ご職業がフリーのスポーツライターの生徒さん。
ウクレレ歴は相当長いのですが、独学だった為インプットの量に対してアウトプットする能力が置いてけぼりのまま時間を積み重ねてしまわれたようでした。そこでグリエンでは「上達」を再定義して今度こそ確実に蓄積するウクレレライフを過ごして頂く事を目指します。要するに「基礎」ってヤツですね(笑)!!

先づはやっぱりリズムですね。それとフォーム。基礎練習はその両方が鍛えられるのでマストです。
セーハのフォームを体得する為にお渡しした譜例も歴がお有りなので表面的にはtab譜を弾くことは出来ていたのですが、それだけでは独学と変わりません。経験者の方にとってレッスンとは自分では気付けない点を伸ばしてこそ意味があるのでもう一歩踏み込みます。

「若干、ぎこちないですね。」

『そう!先生みたいに滑らかじゃない。何で(笑)?』

「理由は現時点ではテクニックの問題ではありません。リズムの捉え方です。」

『ほお!!』

「リズムとは点ではありません。従って間に合っていれば良いと言う事ではなく、押弦していない指の動きまでもがそれを体現し続けている必要があるのです。押弦している指を支えにして空いている指が既に次のモーションに入っているのです。こうして休む事なく動き続ける。その全てが体現であり、側から見るとソレは〝滑らか〟に見えるだけでテクニックが全てではありません。本人はリズムを出来るだけ細部まで体現しているだけですので。やってみて下さい(笑)」

『なるほどね!分かった!…………………ん゛ん゛〜〜〜あ゛ぁぁぁ〜ーーーー!!あれ!?出来ない(笑)!!』

「………………でしょうね(笑)!!人はイメージしていない動きは出来ませんから。先づはリズムを円で捉えてイメージするところからです。………………ハイ!!ここからが初めて〝練習〟ですよ(笑)。イメージと現実のズレを修正しイメージした通りに自分をコントロールするのです!!」

(暫く悶絶タイムの後)
『はあ!!ダメだこれは!!練習してきます!!………………なんかスポーツと同じだね。同じ練習しても差がつくのはこういう事に気付くかどうかってとこにあるのかも知れない。面白いな〜(笑)。』と楽しんでおられました。

何かを習得しようとした際は、他の技術の練習と似ている部分は多いと思います。

例えば、よくありがちなメトロノームをガン見して動体視力を駆使してクリックと合うように音を出そうとする行為は、バッティングセンターで同じ球速で放ってくるマシーンの球をバットに当てようとバントの練習するようなもんです。ソレで何度でも当たるようになったとしても野球は出来ません。毎回、前進守備されてOUTです(だいたい生身の人間のピッチャーは球種もコースも分けて放ってきます)。
〝打てる〟ようになる為のバッティング練習とはそういうものでは無いように、〝弾ける〟ようになる為の練習も目的が定まっていないのに時間だけ費やしてもは残酷な結果になってしまいます。イメージって大切!

 

僕はこういう例え話はいくらでもネタはありますが、一番好きな類似点はやっぱり〝メンタル!!〟でしょうかね(笑)!!
そんな僕はどうしても体育会系になってしまいますが、これからも熱くいきたいと思います(笑)!!!!