音楽について116。

  • 2018年11月27日
  • カテゴリー:ブログ

本日は「音楽について。」です。

11月も後半に入り寒くなってきましたが、グリエンのレッスンは熱いですよ!!

40代男性(エレキ)の生徒さん。(←室内では半袖。この時点で熱い!!)
宿題は「SMOKE ON THE WATER」のバッキングをフルコーラスでやって楽しむ事。

『今回の宿題は〝ただやればイイ〟だったから結構やったよ。久しぶりに家での練習が楽しかった(笑)。』とゴキゲンで始まったその日のレッスン。

〝ただやればイイ〟と言ってしまうとかなり語弊がありますが、勿論コレにも意味がありました。
元々は別の課題曲でセーハ系コードの根幹をなすパワーコードのフォームが安定しないと言う理由で、超シンプルにして最強にロックのこの曲でパワーコードの練習する計画でしたが、押さえた(筈の)弦の音が全部鳴っているかどうかを気にするよりもリズムに乗ってロックする事の方がよっぽど価値があるからです。そこにストレスや迷いがある内はどんな練習もただの博打、数やっても理想のイメージが明確に描けていないので慣れはしますが、それを上達とは言いません。

てな訳で、イメージをしっかり描けるようにする事が現時点の目的なので〝ただやればイイ〟のです。

僕もギターソロで参加したりして散々楽しんで頂いた後に『このコードチェンジ直前の音が短く鳴ってしまうのがオレ的にすげーダサいんだけど。』と、仰ってきました。「それはテクニックの問題じゃありません。リズムの取り方が間違っているからです。」と、四分音符で足を踏む事をご説明するとすんなり上手くいきました。

「もっと言うと、ギターリフのとこも厳密に言えば出来てません。裏拍で弾くトコも踏んでしまっていますから………。」と突っ込んでみると食いついてきました。

—————————じゃ、やりますか……………。

「|タン タン ター ータ|ウタ ウタ ター ーー|のタの部分が弾くトコでウは休符です。コレにコードを入れると
|G         B♭   C           G |ウB♭ ウC♯    Cー  ーー|です。2小節目のトコだけでイイので連続で出来るようにしましょう。」

|ウB♭ ウC♯ Cー ーー|ウB♭ ウC♯ Cー ーー|…………落ち着いて拍を数えられていて上達の糸口を掴まれていたので僕がカウントしてから入って頂きました。
「1& 2& 3& 4&」『ウB♭ ウC♯ Cー ーー』何度やっても完璧に捕らえられていたので、「とてもイイ感じです。何があってもそのまま続けて下さい。」と前置きしてから、1小節目をカウントしながら僕が弾いて二人でギターリフを完成させて正しいリズムを理解して頂こうと目論み弾いてみました。

「G& B♭& C& 4……『ウB♭ ウC♯◯$%〓‰✖️ーーーー!!!!』←さっきまで出来ていたのに、待ちきれずカットイン。完全に理性を失われています。

—————————…………………絶対、やると思った。何があってもって言ったのに………………って、なんか笑ってらっしゃる?

『クックックックック…………(笑)。なんでだろうね〜。恐ろしいね〜〜〜ROCK……………』

 
「(爆笑!!!!)いや、仰っている意味は分かりますよ。非常に的を得た表現です。その通りですね。ROCKは待ちきれないんですよ。早くギュイーーーンしたいんです。理性なんか吹っ飛ばして(笑)。」

 
『ヤッパそうだよね!?オレ、フォークだったら 絶対待てると思うもん(笑)』

 
「いやいや、僕もロックから入ったのでホントよく分かりますよ。僕も若かりし頃はそうでしたから。正直、◯◯さんのギターの上達を阻害しているのはそのROCKスピリッツだと思いますよ(笑)」

『ゲハハハハハハーーーー(爆笑)!!!!』
その後も『よし!!行ける!!』と息巻いた後は◯$%〓‰✖️ーーーー!!!!と訳分かんない(ROCKスピリッツが悪い)理由で何度も失敗しておられましたが、お帰りの際は『やる事は分かったから大丈夫。あー今日は楽しかった(笑)』と仰っていました。

 
僕もこんなに爆笑したレッスンは久し振りでした(笑)。
いつも真面目に基礎だリズムだ言ってますが、たまにはこんな日もあってイイですね!!!!