gulienの日常107。

  • 2018年09月19日
  • カテゴリー:ブログ

本日は「gulienの日常。」です。

最近、グリエンの両エース・エレキ少年&ウクレレBOYの奮闘ぶりを動画にてご紹介致しましたが、他にも僕からのtoo much passionを注がれてしまっている少年がいます。その名も〝はにわプロレス少年(音楽について32参照)〟。2年前のクリスマスに謎の物体をグリエンのインテリアに加えるようプレゼントしてくれたことから、そう名付けました。

当時小5だった彼も気がつけばもう中学生。体も大きくなってきて最初に購入したKID’Sサイズのギターではとても弾きにくそうでしたので、親御さんを納得させるだけの説得力(練習量)があるかどうか不安はありましたが、ダメ元で続けるのであれば大きいギターを買ってもらうようお願いする事を進言しておりました。

すると前回のレッスン時になんか違和感を感じました。なんと大きいギターを背負っているではありませんか!
「おいおい!しれっとしてるけどそのギターはどうした!?買ってもらったの!?自分でちゃんとお願いしたの!?」

『いや、〝先生が買えって言ってた〟って言った。』

—————————いや、確かに言ったけどさ。そこはちゃんとお願いしろよ。

「弾いてみたの?」

『うんうん(NO)。』

「じゃあ、弾いてみてって時間(楽器を購入する際は、弾ける弾けないに関わらず試奏するよう手渡されます)はどうしたの?」

『いや〜、ちょっと……………って言って切り抜けた。』

—————————でしょうね。情けないけど、試奏している画が全く想像出来ないもんな…………………。

弾かせてもらいましたが僕と同じYAMAHAのそのギターは、僕の低音と鳴り重視のギターとは違ってブライトな音で、ネック周りも非常に押弦しやすい造りで、そこそこ良い代物だと分かりました。

「キミ、これ結構良い物買ってもらちゃったんだよ。頑張らないといけなくなちゃったって訳だ。さあ!持て!弾け!」

買ったばかりのそのギターは彼の体の大きさに適したサイズ且つ、ワンランク上の楽器なので驚くほど綺麗な音が出ていて自分でも驚いているようでした。小さい声で『アレ?出来る〜〜〜。』と呟く彼。

「それは良いギターだし、弾きやすくなって前より綺麗に音が出ているね。驚きでしょ?」

『うんうん!!』

「そうでしょ。それをIKKO風に言うと?」

『え?……………………………!!(人差し指を振りながら)オドロキ〜〜〜(笑)!!』

「うるせーよ(笑)。」

相変わらずそういうところは期待を裏切らない彼に呆れましたが、僕も楽器を変えたことによる演奏のクオリティの違いに本当に驚きました。
その日は気分が良くなったのか、自分で『出来る出来る!』と果敢に何度もトライして、失敗しても『ゲンジツ(現実)〜〜〜(笑)!!』と人差し指振りながらホザいたり、とにかくノッていました(笑)。

それにしても、彼とは今まで本当に色々ありまして、一番本気で怒った子です。
レッスンが終わって2時間お説教している様子をもし他の人が見ていたら止めに入るであろう勢いで厳しく叱責しました。それも1回や2回ではありません。殴る方の手も痛いと言いますが、僕も心がバキバキに折れながら、これで辞めるならそれもいいだろうと僕に出来る最後の教えだと思ってぶつかっていました。

彼の中学受験がいよいよ迫り休会していた去年のクリスマスに〝すべらんうどん〟を持ってご自宅に伺った日、僕が彼に直接気持ちを注げるのはこれで最後になるかもしれないなと思いながら、お母様から離れたところに連れて行き「〝合格しました〟以外の連絡はしてこなくていいから。信じてるから。頑張れよ。」と言って別れた時の事を思い出す僕の前で、IKKOやってギターを弾いている大きくなった彼を見て、こんな日が来るとは思ってもいなかったので本当に嬉しかったです。

これからも色々あるとは思いますが、too much passionで少年少女らと共に成長して行きたいと思います!!!!