音楽について108。

  • 2018年09月14日
  • カテゴリー:ブログ

本日は「音楽について。」です。

前回の投稿は久しぶりの「レッスン内容紹介。」で我がグリエンの誇りウクレレBOYの奮闘ぶりを動画にてご紹介致しました。
以来、生徒さんが課題に直面して挫けそうになられた時には、その時のNGシーンをご覧頂いて「ほら、この表情!!最高ですよね(笑)!?心折れる瞬間が映ってます(笑)。KID’Sもこんなに頑張ってますから、頑張りましょう!!」と鼓舞する事にしております。すると、皆さん『カワイイですね〜。そっか。頑張ろう!!』と、笑ってもう一度奮起して下さいます。
いろんな意味で彼はグリエンの希望の星です(笑)。

さて、大人も負けていません。本日は大人の生徒さんの奮闘エピソードをご紹介致します。

60代男性の生徒さん(アコギ)。
何度か本ブログで触れておりますが5曲くらいの課題曲を並行して進められているのですが、それぞれリズムや拍子・コードの難易度が違うので曲毎にテーマがハッキリしています。しかし、そんな中でも漫然と繰り返しているだけではダメです。負の連鎖を生じさせない、或いは断ち切る為には的を絞って具体的に解決策を講じる必要があります。

そこで、曲の最初からではなく楽譜の2段目と3段目だけ(その部分に不安要素があると見当をつけました)をそれぞれ繰り返し練習する事をご提案しました。

『あれ(練習箇所を限定する)はイイですよ。やってみますよ。』とお帰りになられた翌週のレッスンは、曲の最初からやってもリズムが乱れずなんだかスムーズ。

「アレアレ?イイんじゃないですか!?出来てますよ。」

『そうですか!?今のは何点くらいですか!?70点くらいはいってますかね?』

「いや〜。いってると思います!』

『本当ですか!?嬉しいな〜。合格点は80点ですかね!?80点出たら新宿で〝流し〟が出来ますね!!1曲500円で!!』

—————————いや、レパートリー少な過ぎでしょ…………5曲の中から選ばせる流しはいないッス………………。

『先生!ココに書いといて下さいよ68点かな(笑)!?(←なんか2点減ったぞ………)ヨシヨシ良し。励みになるな〜。』と嬉しそうでした。

僕は先のウクレレBOYのヤル気を焚きつけるために敢えて「今の何点?70点?そんなにいってねーよ。自分に対するジャッジ甘過ぎる。52点じゃい。ダサッ。」等と点数をつける事があるのですが、生徒さん自ら点数をつけるよう求められる事は稀であり、それが励みになるという事実が分かって勉強させて頂いたという事をお伝えしました。

『………………怒られないように80点目指して言われた通りに頑張ろう……………。』

いやいや、怒りませんよ(笑)。

音楽とはそもそも人間の感情を揺さぶるものだと思います。楽器を通して感情が揺さぶられている事自体、音楽をやっている事の本質的な意味があると。

グリエンが生徒さんの様々な感情を揺さぶる空間となるよう、僕も皆さんと一緒に一喜一憂しながら精進したいと思います!!!!