gulienの日常93。

  • 2018年05月4日
  • カテゴリー:ブログ

本日も「gulienの日常。」です。

GW真っ最中ですね。みなさんいかがお過ごしでしょうか。僕は勿論、通常営業ですよ!!(上京前はイタリアンレストランで働いていましたし、上京後もアルバイトは飲食でしたし、GWなるものを今まで一度も味わったことないです………。)

前回は先月の定休日(第5週29日30日)の我が家での日常を綴ましたが、本日は30日に訪れた二子新地にあるイタリアンのお店・ニコルーチェ さんをご紹介したいと思います。

冒頭少し触れた通りイタリアンで働いていた経験のある僕は基本、イタリアンには行きません。
何でもかんでも費用対効果を考えてしまいますので、「コレは自分で作れるな………」なんて思ってしまったら、折角の休日の限られた時間(とお金)という費用に対しての効果が薄く、損した気分になるのがイヤだからです。

そんな僕が今回、イタリアンに足を向けたのには理由があります。ご夫婦で切り盛りされているニコルーチェ さんの上館ご夫妻とのご縁です。

昨年はグリエンにとって飛躍の年となりましたが、それはBOUSAIフェスや1周年記念パーティーに参加させて下さったラ・ポルテさんとのご縁によるところが大きいと思います。そのラ・ポルテさんの忘年会に夫婦で呼んで頂いた時、僕の隣の席に座られていたのが上館さん(ご主人)でした。

聞けば、上館シェフはあのラ・ポルテさんのオーナーシェフ片岡さんが昔、わざわざ長野まで出向き一緒に働いて欲しいと口説きに行かれたのだとか……………。

—————————————そん時から片岡さんの行動力は凄まじかったんだな……………それにしてもそこまでさせる人ってどんだけだよ…………。

と、興味深々でしたが、寡黙な中にボソッと呟くエッジの効いたツッコミや、常に控えめなコメントから人柄の良さが滲み出ていました。生意気にも名刺交換などさせて頂きましたし、「この方が料理されているお店、絶対行こう!!」と決めておりました。

先ずは一品目。お通し。自家製フォカッチャとグリーンピースのムース。IMG_0660
コレコレ〜〜〜!!こういうの〜!!自分じゃ出来ないヤツ!!グリーンピースのムースって何!?

先ず、フォカッチャが旨い。オリーブオイルがじんわり染み込んでいて優し〜い気分になります。コレにグリーンピースのムース(なんだそのお洒落なアイディアは!)をつけると………………ウザいこと承知で言います「コレコレ〜〜〜(優)!!」
グリーンピース嫌いなお子ちゃまでも黙ってればガンガン食べますね(笑)。
生地好きの僕(イタリアンではピッツァ担当だったので…………)としてはお通しから「やっぱ本物は違うな……」と大満足でした。

続いて前菜3種盛りと青海苔のゼッポリーネ。IMG_0661

 

『また生地食うんかい!』と思われそうですが、関係ありません。コレだけは食べようと最初から決めておりましたので。
ゼッポリーネはピッツアの生地に青海苔を練りこんでフリットした料理で、僕が働いていた店のメニューには無かったので上京するまで知りませんでした。テンション上がって撮影する前に食べちゃいました(笑)。コレ、ホント好きなんですよ。

前菜は真鯛のカルパッチョ・豚肉のテリーヌ・ピクルスです。
丁度キッチンが見える角度だったので、まな板の上に真鯛が置かれたところをガン見していたら「なんスカ?(笑)」と気付かれてしまいましたので捌く様子は見られませんでしたが、直前に捌かれた真鯛は新鮮プリプリでした。
他のお客さんは女性ばかりで慣れた様子で優雅にお喋りしながらワイン片手に上質な時間を楽しんでおられましたが、遊び慣れていない僕はソムリエの資格をお持ちの奥様が選んで下さった白ワインと相性抜群の前菜をあっという間に全部食べちゃいました…………。

そしてニコルーチェ さんを訪れたら必ず食べたかったのが手打ちパスタ。スモーク帆立と小松菜のフェットチーネ。31670627_2070514246523586_8981643585149468672_n
名古屋出身の僕は当然、きしめん野郎ですのでフェットチーネも好きなのですが手打ちは初めて頂きました。コシがあるんですね!!
僕のイメージではフェットチーネは「カルボナーラやサーモンクリームなど女子が好む濃厚で一気に腹一杯になるパスタ。」でしたが、卵や生クリームでやたら濃厚にするのではなく、単体でおつまみになりそうなスモーク帆立の芳醇な香りと旨味、小松菜のほのかな苦味が一体となった大人のパスタ……………こりゃ参りました。

最後はデザート。ティラミス。
写真撮り忘れました………………さっきのパスタの衝撃と白ワインの酔いでボーっとしてました。
イタリアンのデザートといえば伝統のティラミス!!ビスキュイに染み込んだエスプレッソはビターな中にラム酒の甘い香りがして、マスカルポーネの酸味とほのかな甘みと相まって「これぞイタリアの食文化が生み出した唯一無二のデザート・ティラミス!!」と、期待を裏切らないイタリア料理店のティラミスでした。しかも安い(350円)!!

大満足のディナーを頂いた後、奥様が窓の外の中庭でBBQをされていた大家さん(二子新地を盛り上げようと尽力されている方)をご紹介して下さいました。今後、イベント等何かしらの形でグリエンがお役に立てるような事があれば嬉しいです。

帰り道、BOUSAIフェスを片岡さんと主催して下さった山本さんとすれ違ったりして(奥様が我々夫婦の隣のテーブルにいらっしゃり、BBQ側にはBOUSAIに参加されていた小泉農園さんがいらっしゃったので呼び出されたのでしょう……)、去年から続くご縁を実感して幸せな休日となりました(ほんと、独立して良かった)!!!!

今後も皆様とのご縁を大切に出来るように自分を磨いていきたいと思います!!!!