音楽について89。

  • 2018年04月10日
  • カテゴリー:ブログ

本日も「音楽について。」です。

前回の投稿のテーマは〝スイッチ〟でしたが、本日は違う角度でスイッチについて綴りたいと思います。
ズバリ!「やる気スイッチ」ってヤツです。

先ずはちょっと面白い動画を見て頂きたいと思います。

レッスン終了後、「お疲れ様でした。」をした後に片付けに入る彼が僕に背を向けて何か頭の中で反芻している様子を見せ、ウクレレをケースにしまう前に、その場にしゃがみ込んでその日レッスンでやった内容を練習し始めました。
面白かったので、隠し撮りしてみました(気配で気付かれてしまいましたが…………………笑)。

コレは、レッスンが終わっているのに最後に粘って弾きまくろうとする、少年に良くありがちな行動に似ています。その場合、「はい。家で練習しないで今更ここで弾きまくっても上達はしないし、先生は評価しません。そういうのは家でやって下さい。」と冷徹に浴びせてお引き取り願います(勿論、その事を悔しく思って日々の習慣を色々見直し、成長してもらいたいという願いを込めているつもりではおりますが…………)。

今回の彼の行動は単に『今日やった事を忘れたくない!』というシンプルな動機と分かっておりましたので、そのような言葉は必要ありません。むしろ、僕は嬉しかったです。

今までの彼は、レッスンに通うのは楽しいけど、ウクレレが上達したいという強い意思があるワケではない。そんな風に僕の目には写っておりました。もっと思い返してみれば、『僕は失敗するのがイヤなの!!』と泣いていた低学年の頃は、「頑張らないなら辞める?」と追い詰められると『辞めないよ(泣)!!』と、ただ辞めるのだけは絶対ヤダ!!以外の意思は感じ取れませんでした。
そんな彼が何も言われていないのにレッスン時間外に自らの意思でウクレレと対話し始めた姿を見て、ウクレレを弾く事が彼のアイデンティティーになってきたようで嬉しかったのです。お子ちゃまから男の子に成長してきたんだな…………。

レッスン中も以前は話を聞かずに闇雲に反抗しようとしてましたが、最近は「ココはこうやって弾くんだよ」と見せると、小さな声で『グリエンすげ〜…………』と言ったり(先生のことをグリエンって言うな)、気合い入れて弾かない時に「その〝俺は本気出して無いだけでホントは弾けます〟的なのやめてくれます?なんでちゃんと弾かないのかな?ヘタだからでしょ。ヘッタクソ〜」と焚きつけると『(ムッとして)違う!弾ける!……………あっクッソ…………もう一回!!』と明らかに自分の演奏についてプライドを見せるようになってきました。
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彼の場合、人間的な成長がウクレレに向かうメンタルを強く、またポジティブなものにするキッカケになったのだと思いますが、そのスイッチが入ってからの彼は以前とは明らかに進むペースが違います。僕も認識を改めなくてはならないようですね。

絶賛成長期のウクレレBOYの奇行に、やはりメンタルは楽器の上達に非常に重要なファクターであるという事を学ばせてもらいました。
何がキッカケでスイッチが入るかは人それぞれですが、生徒さん一人一人のスイッチが入るキッカケを見逃さず、またそのキッカケをお手伝いできるよう目を光らせて参ります!!!!

(余談ですが、先のウクレレBOYが次の生徒さん(女性)と教室の外の廊下ですれ違う時、挨拶されたのにも関わらず目も合わさず素通りしようとしたので、背後から「おい!!“こんにちは”言わんかい!!」と呼び止めると、焦りまくってクルッと振り返り焦点が合わない表情で挨拶していました(笑)。成長期ですね…………。)