音楽について78。

  • 2017年12月27日
  • カテゴリー:ブログ

こんばんは。「gulien」の太田です。

本日は「音楽について」です。

いよいよ今の場所でのレッスンも今日を入れてあと2日!!
と言う事で引越し先の電気・水道・ガス・ネットの開通などを済ませたし「引っ越しモード突入!!」と行きたい所ですが、そんな慌ただしい日々のレッスンの中でも思うところがありましたので、ここに綴りたいと思います。

就活が終わってから就職先の地元に戻られるまでの期間限定で通って下さっている大学生のアコギ生徒さん。
ただ習っている間にその時弾きたい曲を弾けるようになるだけではなく、地元に戻られてからもこの先ずっとギターを楽しんで学んでいけるよう、独学ではまず頓挫してしまうスケールやコードの理論など、グリエンに通って頂いている間になるべく多くの事を学んで、この先の「ギターのある生活」の財産にして頂きたいと考えレッスンを進めております。

期間限定ということで「学ぶ内容(範囲)」については僕の方で考えておりますが、もう一つ絶対に知っておいて頂きたいことがあります。それは「学び方」!!!!要するに「練習方法」ってやつですね。
その日もスケール練習でオルタネイトピッキングやリズムの取り方も一緒に鍛えている最中に、練習方法について具体的に詳しく説明する時間を取る必要があると思い、一旦中断して説明に入りました。

なぜ、その必要があったのか?
それは、スケール・ギターソロ・ソロウクレレ等の練習で多くの方が陥ってしまう「負の無限ループ」に入ってしまいそうだったからです。それは具体的にどんなものか申し上げますと「目的も無く譜面の最初からなぞる事を際限なく繰り返す」というものです。
失敗する度に最初から取り組んでいては、最初の方しか上達しません(回数が多くなるのだから必然です)。

これでは目的を見失っています。出来ない箇所に見当をつけて、そこを叩かなくては!!しかし、それが出来ないのには理由があります。出来ない所に見当を付けられないからです。「次は出来るかもしれない。」という希望的観測に身を委ねてしまう(←こういう辛辣な言い方は怒られるかもしれませんが、生徒さんの事を思えば時に必要と信じております)のですが、それはとてもリスキーです。何故なら、他の内容に取り組んでも同じことを繰り返してしまうからです。例えば年単位でそうだとしたら……………………勿体無いですよね!?!?!?

では具体的にどうしたら良いのか?
その答えは「拍」を意識することです。例えば、先のスケール練習では上昇下降で2小節で終わるので、2小節目の1拍目めの音がどこなのかを知っておいて、先ずソコまで躓かないでいけるように努めます。次はソコから最後までの1小節だけを同様に取り組み、『よっしゃ今なら飛べる!!いくぜ!!』ってワクワクしてきたらFLY AWAY!!!!小節をくっつけて一気に天高く羽ばたきます!!!(着地も綺麗に決めましょう)

もっと言えば、2拍ずつで区切ることを激推しします。僕はリズムが読めない頃、この技(?)を覚えた事をキッカケに悩みの殆どが解決に向かった事を覚えておりますが、これが出来ればコードがどこで変わるかを明確に理解する事が出来、練習も目的を絞ったものになりますので大抵片付きます。

このようにスケール練習でも正しく練習すれば、他の内容に取り組んでも同様に解決の仕方が分かるでしょう。先の「負の無限ループ」とは真逆のそれになります。正しい「練習の仕方」を知っておけば、ギター・ウクレレライフがより充実したものになること必至です!!!

『進撃の巨人』の人類最強リヴァイ兵長が女型巨人からエレンを救出する際、ミカサに向かって言っていました。『目的を一つに絞るぞ……………』『作戦の本質を見失うな。お前の欲求を満たすことの方が大事なのか?』(………………カッコイイな〜兵長!!その通りであります!!!!)アレと同じですね(笑)。

住居・教室両方の引っ越し関係の各業者さんとのスケジューリングや電話でのやりとり、レイアウトなどで頭の中がとっ散らかっている僕も、目的を見失わずに一つ一つ片付けたいと思います(笑)!!