音楽について㊽。

  • 2017年04月17日
  • カテゴリー:ブログ

こんばんは。東急田園都市線梶が谷駅ギター教室「gulien」の太田です。

本日も「音楽について」です。

前回の投稿ではkid’s達の奮闘劇を記事にしましたが、今回は大人の生徒さんのレッスンで勉強させて頂いた事がありましたので、ここに綴りたいと思います。

当教室では基本的にグループレッスンを承っておりません(理由は「楽器を習得する」という一点において言えば、個人レッスンでなければ不可能だと考えているからです。)が、お二人でウクレレ・レッスンにお越し下さっている70代のご婦人は、習熟度・熱意・練習量・グリエンに通う動機・テンションなど、諸々を考慮して、その方がお二人にとって絶対メリットが大きいという事で、ご一緒に通って頂いております。

最近は「バリ・バリの浜辺で」という曲でシンコペーションするストロークパターンに取り組んで頂いているのですが、先日のレッスンで『弾きながら歌えないんですけど、どうしたら良いですか?』と質問されました。

この場合、「伴奏している最中、歌が自然に聞こえていない状態で弾いている」事が原因と思われます。
その改善には歌の正しいリズム(休符を含め8分音符を見失わない事)を正確に理解している事、一小節の感覚を持っている事が重要になります。

………………………となればメロディーを弾けるようにする事が一番!!何故なら何となく歌うことは出来たとしても、「弾く」となるとリズムを完全に理解しなければ全く形にならないからです(それに取り組んでいる最中にも自然に聞こえてくる状態に近づいていきますし……………)。

分かってはいたのですが、この曲はスケールアウトした半音階が度々出てくるので、tab譜ではなく五線譜で取り組むのは多少手間がかかるので、今回はメロディーは無しでいこうと思っておりました。しかし、『私には、この練習が必要だわ。』『私も、tab譜じゃないと弾けないから音符を読んで弾けるようにしないといけないわ。』と、お二人共ヤル気満々ではありませんか………………。
——————————おお……………………やるんですね………………。もっと面倒臭そう(笑)にされると思ったのに………………………。

『次のレッスンまでには時間があんまりないから、どこまでやれるか分からないんですけどね〜〜〜(笑)。』と楽しそうにお帰りになられる様子は、まさに「ポジティブ!!」そのものでした(笑)。

センスもなく、鍛え方も知らないまま「ロック魂」だけで独学を9年間続けて上京後し、専門学校で譜割り感の無さ故、譜面からロストしまくって悩んだ僕(悩みすぎて危うく自分自身をロストしそうになっていました(笑))が編み出した音符の読み方・練習方法をご説明しましたが、根気強く興味深そうに聞いて下さったご様子を拝見し、「あの当時、折れずにもがいて自分なりの答えを出して、現在、グリエンを運営し、そこで人生の大先輩のお役に立つ事が出来て本当に良かった」と、このご縁とそれまで支えて下さったご縁に改めて感謝させられました。

今ある試練は、今後出会うべく人々のお役に立てる自分になる為に必要な課題であり、乗り越えた先で、それを待っていて必要として下さる方と必ず出会えるという事を再確認させて頂く出来事でした!!!!