レッスン内容紹介⑩。

  • 2017年02月8日
  • カテゴリー:ブログ

こんばんは。東急田園都市線梶が谷駅ギター教室「gulien」の太田です。

本日は「レッスン内容紹介」(おおっ!!二ヶ月ぶりのこのテーマ!!)です。
前回(は女子大生の大学祭、11/11の投稿参照)と同様、今回も潜入調査報告をしたいと思います。

都内にある小中高大一貫校の中等部に通う2年男子生徒。彼の所属する吹奏楽部のXmasライブに潜入して参りました!!
僕は大体の地図とお日様さえあれば、季節と時間・その時の太陽の角度から推測して方角を見失わずに目的地に辿り着けるという野生のカンを持ち合わせている上に、昨年は最低週一のペースでのチラシ配りで更にその力に磨きをかけておりましたので、当日も余裕こいて現地に向かいました。

予定通り学校に辿り着き、お母様から頂いたメールを確認。
ーーーーーーーーーー「本館5階ホール」ね。なるほど。……………………………ん?構内案内図の本館は確認できているのに、どう見てもアリャ3階建てだゾ………………おかしい。もしかして、道を挟んだ向こう側の敷地の事かな?

見当をつけた場所に移動してみて「ココ、ダイガクノシキチダヨーーーーー!!」という事実が発覚!!

……………………マズイ(汗)…………間に合わないかも知れない………………………いや、落ち着け。スマホなど無くても我には野生の勘があるではないか!!!!多分、コッチ!!!!と駆け出し、それらしい校舎を見付け、今度は構内案内図も見ずにエレベーターに飛び乗りました。5階に辿り着きドアを開けると、今まさに演奏が始まるところ!!急いで、i-padを取り出し撮影しました。

そんなこんなで、イントロが少し切れてます(笑)。
『TAKE FIVE』(4/5拍子のJAZZスタンダード)です。

 

前の方に移動する勇気が無かったので、遠目からの撮影で小さくしか写ってません…………………ってか、アンプが小っせーよ!!家で練習するサイズじゃないですか!!

ま、今回は裏方ですしね…………………とは言っても、それはそれでキッチリ仕事をしてもらわなければ困ります。
彼はセブンスコードまでは理解しているのですが、今回はJAZZという事でテンションコードにトライ、右手も余計な力を入れて主張しないようにスマートにストロークし、更にコードを押弦している左手を浮かしてSWINGするように音を短く切るなど、恐らく会場の中で僕以外の人は注目していないであろう点に拘りました。

いいね〜!!一生懸命、仕事しているじゃないの!!!!緊張もしてなさそうだし。やるじゃない!!
指揮棒を振っておられる先生にも、後から褒められたらしく、良かったです。中2でそういう仕事をこなす事の重要性を知れる事は中々あるものではありませんので、それを学べる素敵な楽団と巡りあっていて、評価して下さる先生にご指導頂けている事を知り、嬉しかったです。
現在、一転して彼はブルースでリードギターの練習をしております。今度は正反対に、リードをとり主張する事を学びます。

持ち前の歌心と、レッスンで鍛えたリズム感でフレーズを覚えるのは早かったのですが、ギターが「鳴いて」いない………………。
「鳴く」とはどういう事か?………………………手始めにビブラートでロングトーンを情緒的に表現する「こうだ!!(ウィンウィンウィン……………)」とお手本を見せると、僕の顔の表情を真似(心に染み渡るような美酒を口にした時のような顔)をしてましたが、弦と音が一切揺れておりませんでした…………………………(笑)。

ーーーーーーーーーーオイッ!!バカにしてんの!?顔は鳴いてるけど、ギターは無表情のままだぞ!!弦が一切、微動だにしとらんじゃないか!!!!

……………………とまあ、相変わらず面白い少年ですが、彼とは小1の終わりの頃からの付き合いです。ピックを口に入れてふざけていてお父さんにド叱られていた頃を思えば、今、こうして「顔で弾く」を無意識にやるような少年ギタリストになってくれた事を密かに嬉しく思っております(笑)。
顔で弾くようになったか(弾けてはいませんが)…………………。そりゃ、僕もオジサンになるわけだ(笑)。

今回の彼の成長をみて、改めて、人生最良のご縁の一つに感謝の念を再確認させられました。
これからも色々あるとは思いますが、ご縁を大切に、至らないながらも一つ一つ丁寧に紡いで行きたいと思います!!!!