レッスン内容紹介⑥。

  • 2016年08月22日
  • カテゴリー:ブログ

こんばんは。ギター教室「gulien」の太田です。

宮崎台のウクレレ少年ケレチ君。今月2度目の登場です!!

前々回の投稿で記事にしておりますが、先週のレッスンで大泣きして「僕は失敗するのがイヤなんだ!!」と魂の慟哭をしていました(笑)。その時、「そういう気持ちがあるのは素晴らしいことだから、逃げずに今より少しでもいいから向き合う時間を増やしなさい。」と伝えました。「出来に関わらず来週、撮ります。だから頑張って。」と。

そして本日、宣言通り撮影してみました。
「大きな古時計」のソロウクレレをご覧下さい!!

………………………最後!!!!…………………爆笑ですね(笑)。でも、先週の顛末を加味すれば良く頑張ったと思います!

今回の取り組んでいるこの曲は「チックタック、チックタック」のトコを、ナチュラルハーモニクス音で表現するのですが、失敗を必要以上に恐れる彼は実音が出てしまわないよう、セーフティーに弾いてしまい結果、音量が足りず、抜けるようなハーモニクス音を出せていません。良く頑張りましたが、メンタル面の弱さが演奏に出てしまった事を僕は見逃してはいません。(……………………珍しく激甘ジャッジではないですね(笑)。)……………まだまだ鍛える必要があるようです!!

そろそろ、別の課題曲をと考えておりましたが、今回の演奏は彼も納得いっていないようでしたので、引き続き詰めの練習をして、後日その成果をこの場でご紹介させて頂きます。
それにしても、いつも驚かされるのが撮影時や発表の場での彼のアグレッシブ(「やりたがり」?)な姿勢です。

この撮影の時も、撮り直し無しで現時点での彼の実力の殆どが発揮されていますし、5/29に生徒さんがお勤めの介護施設にお邪魔して演奏させて頂いた時も、出番の際「もう、演ってもいいの?」と、早く弾かせろ的な事を言ったり、演奏後に「何で、1曲だけしか弾かせてくれないの?」と聞いてきたりしました……………。

「僕は失敗するのがイヤなんだ!!」と泣いて訴えていたのに、自分の演奏が人に見てもらえるのは嬉しいのですね。
その性格は本当に素晴らしいと思います。それはプレイヤーとして大切な資質です。羨ましいくらいです。

彼の大嫌いな失敗する事を繰り返さなければ楽器は上達しません。
人知れず、一喜一憂しながら格闘して、時折嬉しそうに弾く彼の表情を見るととても嬉しいです。その成長過程を共に過ごさせて頂けるご縁にいつも感謝しております。
今後も、ケレチ君にとってウクレレが世界に対して自分を表現出来るツールとなる事を願い、共に七転八倒して参ります!!!!

…………………最後に、先程カットされた演奏後の風景をご覧下さい(笑)。