音楽について⑱。

  • 2016年08月15日
  • カテゴリー:ブログ

こんばんは。ギター教室「gulien」の太田です。

宮崎台の小3ウクレレ少年……………何度か本ブログで演奏動画にて登場してくれている彼の夏休みの一日、僕にとってもとても嬉しいエピソードを聞かせて頂いたので、ここに綴ろうと思います。

…………という事で7月。
誕生日を迎えられた彼はお母様と一緒に、誕生日祝いに鎌倉の古民家を改装した旅館へお泊まりで行かれたそうです。

そこで起きた嬉しいハプニング…………………食事の際、宿の方がサプライズでウクレレを弾きながら「ハッピバースデ〜トゥーユー……………」と歌いながら登場!!

素敵なサプライズでお祝いして頂いた後、ここぞ!!とばかりに「ちょっと、そのウクレレ貸して頂けます?」と、ウクレレを拝借。息子さんである彼が日頃の成果(「いつも何度でも」と「大きな古時計」のソロウクレレ)を披露されたそうです。

当然、「え!?え!?スゴイ!!何でそんなに弾けるの!?」となり、「オーッッ!!ホッホッホッホッホ〜〜〜!!!!実は、少々習っているのでございますのよ!!」と、鼻高々でまさかのサプライズ返しに成功されたそうです!!
その後、お母様が席を外された後も、お姉さんと一緒に「Let it be」を一緒に弾いたそうです。

……………その一部始終の写真を送って頂きましたreceived_220751044991883

 

最高です!超グリエンしてます!!素敵なひと夏の思い出ですね!!

宿の方とウクレレを通じて素敵な時間を共有して頂けてとても嬉しいです。ウクレレ少年の彼にとって、とても貴重な出会いをありがとうございました!!今度、機会があれば僕も訪れてみたです!!
…………………と、美談では終わらせたいところですが、そうは行かないのがkid’sです。

本日、彼のレッスンがあったのですが、終了間際、何度言ってもおふざけを止めずに集中しない彼の頭上に、遂にお母様から「愛ある平手打ち」が落下しました………………。大泣きする少年………………
次の時間にレッスンが入っていなかったので、楽器を置いてじっくりと向き合ってみました。

―少年『僕はただ、失敗したくないだけなの!それなのに僕を殴ったお母さんが悪い!!』

―太田「違うな。何度も注意されたのに聞かなかった君が悪い。じゃあ、いつまでたっても頑張ろうとしない君に合わせてみんなでヘラヘラ笑ってればいいのか?ついでにお菓子でも食べながら絶対に上達しないレッスンでもしようか?怒られる事もないしね。本当に、それでいいかな?」

―少年『…………………………ブンブンブン(首を左右に振る)。』

―お母さん「じゃあ、ウクレレ辞める?そうすればゲームばかりやってられるし、今日先生のトコにウクレレ置いて帰ろう。もう、練習しなくても怒られないよ。」

―少年『イヤだ!!』

………………そんな押し問答が40分程続きました。なかなかに追い込まれていますね(笑)。

 

じっくり彼の話を聞いてみて、「失敗する事がイヤ!!」という気持ちは本当に「買い」だと思いました。そこに大きな可能性を感じました。

楽器の上達の道のりは楽しい時間ばかりではありません。だからこそ、そんな気持ちに立ち向かうことが出来る様になったら、男の子として今よりずっとカッコイイ少年になってくれるはずです。
そうしてウクレレを通して、自分と向き合う強さも育んでいきたいと思いました。

 
これからも、彼と一緒に、僕も今よりもカッコイイ男の子になれるように頑張って参ります!!!!