gulienの日常⑪

  • 2016年05月10日
  • カテゴリー:ブログ

こんばんは。ギター教室「gulien」の太田です。

本日も「……の日常」です(…………最近、こればっかですね…………)。

さて、当教室の生徒さんの殆どの方が2年以上続けて下さっております(………中には7年以上なんて方も…………)。
そして、それはお子さんも同じです。就学前に始められた子も今年で小学三年。最初の頃は上手に出来なかったり、怒られたりした時には悔しそうに(泣いたり)して、それでも「大丈夫だ!頑張れ!!」と応援して引っ張れば付いてきてくれて、いつの間にか壁を乗り越えてくれました。そして、出来るようになった事も勿論ですが、自分に負けずに頑張ってくれた事が嬉しくて共に喜びを共有することが出来ておりました。

………………………しかし!!彼らは日々成長しています。いつまでも「アメとムチ」という古典的な指導方法では現代kid’sには通用しなくなっているのです!!
どうやら、「スカす」という厄介な技を体得する年齢のようで、自分の感情を表現したくないという事なのでしょう、練習不足や話を聞いていなかった事を指摘しても、目を合わせようとせず、何を言っても「……………?」という態度を崩そうとしません。

 

ムムムムム………………自我の目覚めってやつか…………こんな時、何か絶妙な対処法はあるのだろか?…………いや!こんな時こそ、気持ちをぶつけてやろう!!なんたってギターは自分の感情を表現するもののはずだ!!上手下手は今は関係ない。自分の気持ちから逃げていてはカッコイイギタリストにはなれないぞ少年!!
ってな具合で、結局「ムチ」が多くなった古典的指導方法を繰り返してしまうのです…………。

僕が小学生の頃は、サッカー部の顧問(担任でもありました)が当時の僕にとっては恐怖の大魔王でした。
身長180cm超の大人の男が「何、チンタラやっとんじゃコラーーー!!!」とキレながら、上投げで小学生に何度もボールをぶつけまくるのですから………………
でも、不思議とその先生の事を嫌いでは無かったのです。多分、気持ちに嘘がなかったからだと今は思います。

当時はただ、ひたすらに全力で心から恐怖しておりましたが、「相手を尊重した上で、嘘のない気持ちのこもった言葉はいつか何かしらの形で届く」事を教えて頂いた大魔……………いえ、恩師との出会いが、今のレッスンに影響していると思います。

日々成長する少年少女たちを理解して、僕自信も色々学びながら、僕との縁が彼らの成長において何かしら価値のあるものになるよう、精進しなくてはいけない事に気付かされた最近です。
(…………因みに、「スカし小学生」は誕生日プレゼントに「知恵の輪」をあげたら「ありがとうございます。」と目を見て若干嬉しそうに言ってくれました(笑)。)